【四柱推命】命式の景色と『蔵干』を読む――運気の波に乗る方法

毎日、家族のためや仕事のために一生懸命頑張っていると、

「自分の人生を生きている感じがしないな……」
「自分には特別な才能なんて何もないのかもしれない……」

そんな焦りや虚しさを感じながら四柱推命の世界に触れると、漢字ばかりの難しい表が出てきて、理解できずに落ち込んでしまうこともあるかもしれませんが、ご安心ください。私も四柱推命を勉強中の身ですから、一緒にゆっくり学んで参りましょう。

私の師匠の春野先生曰く「四柱推命をものにするのには10年かかる」とのことですから^^;

さて、四柱推命は本来、「良い・悪い」で決めつけたり、型にはめたりするためのものではありません。本来の自分が持つ命式をもとに、自分らしさを取り戻すための、いわゆる人生の羅針盤のようなものです。

今回は、命式の深い場所にいる「蔵干(ぞうかん)」という存在と、生きていく中で出会う「運気の波」について、以下お話しさせていただきますのでどうぞよろしくお願いします。

目次

四柱推命の「情景読み」とは?命式の7割を決める自分の景色を知る

四柱推命はとても複雑な理論がたくさんあって難しそうに感じるかもしれません。

ですが、私の師匠である春野先生は四柱推命を、「日干(にっかん:自分の命の中心)と月支(げっし:生まれた季節)の関係性から見えてくる自然の風景(情景読み)ですよ」と教えてくださいます。

この「日干と月支で見える自然の情景」こそが、その人の性格や持っている雰囲気の約7割を占める本質だからです。

たとえば、私自身の命式を例に出してみますね。

項目時柱(時)日柱(日)月柱(月)年柱(年)
天干
天干五行
地支
地支五行
蔵干
蔵干五行

私の命式は、日干が「丙(ひのえ:太陽)で、月支が「丑(うし:冬の終わりの土)という組み合わせです。

これを自然の風景に例えてみると、「寒さの厳しい湿った冬の土に、太陽の熱が奪われてしまっている」という少し厳しい情景になります。

一見すると、「あんまり良くない命式なのかな……」と思ってしまうかもしれません。私自身も、若い頃は「本当は経営者になってバリバリ活躍したかったのにな」といった思いと現実の立ち位置の間で、葛藤した時期がありましたし、何なら今も絶賛葛藤中です(笑)

けれど、自分の命式が持つ「情景」をそのまま受け止めてあげると、「丑(牛)のように焦らずじっくりと夢を育んでいく生き方が向いていたのかもしれない、そのうち光(丙)も当たるだろう」と、客観的に納得できるようになりました。

まずは「これが今のありのままの私の風景なんだな」と知ることが第一歩になります。

命式の情景から見えてくる「通根」していない悩み

「やりたいことはたくさんあるのに、なぜか実行に移せない」
「自分の命式を見たら通根(つうこん)していなくて、自分は意志が弱いのかなと落ち込む」

四柱推命を学び始めたとき、ご自分の命式を見てそんな風に悩んだことがあると思います。

通根の基本は、「日干(にっかん)」と、「月支(げっし)」が同じ五行である状態を指します。

命式の約7割という大きな景観を決める「月支(内面的な性格)」と、「日干(表面的な性格)」がしっかり直結しているからこそ、思いを現実化するための強い行動力が生まれます。

今回は、通常の通根とは異なる「蔵干の中に隠れた特別な通根」と、「巡ってくる時がくれるチャンス」についてお伝えします。

蔵干(ぞうかん)とお腹の底に潜む「自分自身のエネルギー」

蔵干とは、ひと言で言えば地支(十二支)に隠されている十干のことです。

目に見える社会的な顔や考え方を「枝葉」とするならば、蔵干は土の中に深く根を張り、木全体を支えている「目に見えない根っこ(木の軸)」や、人間の命の源である「おへそ」のような存在に例えられます。

普段意識していなくても、お腹の底つまり蔵干には「潜在的なエネルギー」や「本質的な才能」がしっかりと宿っているのです。

ちなみに、私の例のように日支が「辰(土)」で、その蔵干も「戊(土)」というように、地支と蔵干の五行が変わらないタイプもいれば、蔵干の五行が別の性質へ変化するタイプの人もいます。

私の命式のように、蔵干の五行が変化しないタイプは環境に左右されにくい一貫性を持つ反面、そもそも通根しない身弱の上に蔵干も通根しないので、人生がなかなか思い通りにいかない「やるせなさ^^;」を感じることもあります。

一方で、蔵干の五行が変化して天干と通根するタイプは、状況に応じて本領を発揮できる反面、運気がずれを起こしやすい面があったりしますので、「あの時辞めないで続けておけばよかった…」などという場面があったりもするようです(春野先生談)

ですが、これも「どちらがいい・悪い」という話ではありません。どんな命式でも、自身を支えてくれる「根っこ(蔵干)」が存在しているということを知ってください。

運気の巡り(波)を知り、自分に最適なタイミングを待つ

運気は、決して固定されたものではありません。

年、月、日という時間の経過とともに、運気は常に循環(巡り)しています。

たとえば、今年(2026年)は丙午(ひのえうま)という、火のエネルギーがとても強い年です。

私のように日干が「丙(太陽)」の人にとっては、ここで通根するのですが、空に太陽が2つ並ぶことになり、エネルギーが重なりすぎて「少し注意が必要な時期」と読むことができます。また、「太陽は二つ要らない」というのが春野先生の教えでもあります。

しかし、別の人にとっては、この強い火の巡りが巡ってくることで、自分の蔵干と波長が合い、通根して力強いエネルギーを得ることで、チャンスを掴める時期になることもあるのです。

四柱推命で大切なのは、この波の乗り方です。

  • 自分の命式にとって、運気の巡りが少し合わない時期は、無理に大きな勝負をせず、おとなしく準備する。
  • 自分にとって最適な巡り(チャンスの波)がやってきたときに、蓄えた力を活かして動き出す

元々のエネルギーが強い身強の人の場合、通根する五行が巡るときは強すぎるので慎重になる必要がありますし、身弱の人にとっては通根する五行が巡るとき、それが一気に運気がよくなって才能が開花するチャンスです。

「うまく進まないな」と感じるときは、才能がないのではなく、ただ、今は静かに波を待つ時期なだけかもしれません。

まとめ:巡りを信じて、今日を自分らしく歩む

  1. まずは、自分の命式が持つ「自然の情景(7割の性質)」をそのまま受け入れること。
  2. お腹の底には、根っこ(蔵干)が宿っていると知ること。
  3. 運気には波があり、自分にとって最適なタイミングが巡ってきたときに動けばいいこと。

他人のペースや外側の評価に振り回されそうになったときは、お腹に手を当てて深呼吸してみてください。

焦らず、運気の波が巡るのを信じて、日々を穏やかに過ごしていきましょう。

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この記事を書いた人

四柱推命と易経
この構造を知ることは、人生の精度を上げることに他なりません。

潜在意識の仕組みから命式の構造解析まで、長年にわたる探求を経て、現在は信頼する師のもとで、鑑定の真理を研鑽し続けています。

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