三浦璃来選手と木原龍一選手
ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの氷上で、眩しいほどの輝きを見せてくれた二人の関係を、四柱推命の視点から少し踏み込んで見てみました。
見えてきたのは、単なる仲良しではない、お互いの限界を攻め合うようなストイックな結びつきでした。
命式表
| 日柱 | 月柱 | 年柱 |
| 甲 (木) | 庚 (金) | 辛 (金) |
| 寅 (木) | 子 (水) | 巳 (火) |
| ※三浦選手(2001年12月17日生) |
| 日柱 | 月柱 | 年柱 |
| 庚 (金) | 戊 (土) | 壬 (水) |
| 午 (火) | 申 (金) | 申 (金) |
| ※木原選手(1992年8月22日生) |
理想のペアというイメージの裏側。そこにあるのは「プロとしての厳しい契約」
画面に映る二人の空気感は、見る人を温かい気持ちにさせてくれましたね。
でも、その結びつきを四柱推命という視点で見つめ直してみると、そこには「癒やし」という言葉だけでは説明できない、もっと切実で、お互いの持ち合わせたエネルギーを使い果たすような関係が浮かび上がってきました。
この二人の関係は、パズルのピースがピタッとハマるような心地よさというより、「相手がいないと自分を保てない」という、ギリギリの場所で手を取り合っている特別な需給関係です。
木原選手の「金」が三浦選手を導き、三浦選手の「木」が木原選手を支えに変える
まず驚くのは、木原選手の「金」の強さです。
日干の「庚」、月支の「申」を含め、命式に3つの「金」を持っています。これは、彼自身が非常に鋭く、自分にも他人にも厳しい「研ぎ澄まされた刃物」であることを意味します。
対する三浦選手は「甲(大樹)」
五行のルールでは、木原選手の強い「金」が、三浦選手の「木」を整えるために切り込みを入れる形(相克の関係)になります。
木原選手の圧倒的なリードとこだわりが、三浦選手を競技という厳しい枠組みの中にビシッと収めていたのです。
三浦選手にとっては、常に自分をアップデートし続けなければならない、心地よいだけではない緊張感のある関係だと言えるでしょう。
一方で、三浦選手もただ導かれていただけではありません。
彼女は木原選手が持つ、数少ない「土(安心感・土台)」を自分が根を張るための養分として必要としています。
一方で木原選手は、彼女を支えるために自分自身の大切な少ない土のエネルギーを分け与え、ときに自分を追い込んでしまうような脆さも抱えています。
なぜ「不器用で真っ直ぐすぎる」彼を、彼女は笑顔で受け止めるのか
なぜこれほど厳しい相性なのに、あんなにも幸せそうなオーラが出ていたのでしょうか。
その答えは、木原選手の「隠せない不器用さ」と、三浦選手の「懐の深さ」に隠されていました。
孤独を、大樹の「慈しみ」が救う
木原選手は、男性にとっての「女性に対する優しさ」や「女性の気持ちを察する力」を司る「財星」を持っていません。
さらに「金」が強すぎるため、普段はどこかドライで、自分勝手に見られやすい性質があります。そして、彼の心は常に孤独です。
でも、その孤独で強いプライドが折れてしまったとき、あのSPでのリフトの失敗で、彼はまるで子供のように激しく泣きじゃくりました。
そんな彼を包み込んだのは、三浦選手の本質である「木」が持つ、「慈しみ(いつくしみ)」の心でした。
普段、彼からの厳しい要求に応え続けている彼女ですが、彼が弱さを見せた瞬間、彼女の中の「放っておけない」という母性が溢れ出しました。
木原選手の厳しく鋭い「刃」がボロボロになったとき、三浦選手の「大樹」はそれを静かに包み込んで癒やした。
この「見返りを求めない受容」があったからこそ、木原選手はまた立ち上がることができたのです。
痛みを伴う関係だからこそ、誰にも届かない景色が見える
「相性が最高にいいから成功した」のではありません。
「この二人だったからこそ、この厳しい関係を力に変えられた。」
それが本当のところではないでしょうか。
お互いに足りないものを必死に補い、ときにぶつかり頼り切る。
この張り詰めた関係が、氷の上では「一寸の狂いもない演技」と「心揺さぶる表現」に変わりました。
彼らの金メダルは、単なる仲良しの証ではなく、お互いの命を預け合い、削り合ってきた時間の結晶だったのではないかと、お二人の命式から推命させていただきました。

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